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四川料理の名店四川飯店 – マンダリン・オーチャード

投稿日:2019年6月17日 更新日:

今日は、オーチャード・ロード沿い、マンダリン・オーチャード・シンガポールの35階にある高級四川料理のお店、四川飯店を紹介します。
マンダリン・オーチャードといえば、各旅行雑誌にも必ず掲載されているチキンライスの名店チャターボックスもあるので、駐在者の方はもちろん旅行者の方も「聞いたことがある!」という方が多いのではないでしょうか。
tamappy的に、チャターボックスのチキンライスはコスパ良くないですが。笑
まあ、それはさておき。笑

その立地抜群のマンダリン・オーチャード最上階にある四川飯店について書いていきたいと思います。

「食べたことのない味!」「体験したことのない香り!」に度肝を抜かれました。

高級店なので頻繁に通うことはできませんが、お祝い事やスペシャルなときにまた夫に連れて行ってもらいたいと思います。
tamappy夫!よろしく!

7つの味が楽しめる魅力的な四川料理-四川飯店の歴史

そもそも、四川料理とは、北京料理、広東料理、上海料理と並び中国四大料理のひとつです。
四川料理の特徴は、豊富な食材を使い、唐辛子の辛さや山椒のしびれるような刺激、酸味や香味など、様々な調味料や香辛料で深みのある味わいに仕上げているところにあります。
四川料理を代表する料理には、麻婆豆腐や海老チリ、棒々鶏などがあり、日本人にも非常に親しまれている中国料理のひとつといえると思います。

その中で、1958年に日本で誕生した「四川飯店」。
特に、赤坂四川飯店が有名なようです。
「四川料理の父」として名を馳せた陳建民の孫であり、「四川の賢者」の愛称を持ち絶大な人気を誇った中華の鉄人、陳建一の息子である陳建太郎が総料理長を務めるのが、今日ご紹介するシンガポールの四川飯店です。

四川飯店では、四川の7つの味である、酸(酸味)、麻(しびれ)、辣(辛味)、甜(甘味)、苦(苦味)、香(香り)、鹹(塩味)を重んじている、とのことです!
どのお料理も、とっても複雑な味だったのにも頷けます。

ラグジュアリーな雰囲気の四川飯店の店内

マンダリン・オーチャードの高層階用のエレベーターで、ぶーん!と一気に35階へ。
同じ階には、四川飯店しかお店はないのですぐにわかると思います。
カウンターで予約名を伝えて、いざ店内へ。

店内は、天井が高く高級感に溢れています。

写真は、まだ明るい時間帯のものですが、日が沈むと窓越しの景色も夜景に変わり、とっても良い雰囲気でした。
窓沿いの席は、半分ソファ席になっており、お金持ちそうなご夫婦やカップルが多く座ってたのが印象的です。

美味しそうな四川飯店のメニューの数々

メニューは、中国語・英語・日本語の表記があるので比較的オーダーしやすいと思います。
メニューの一部を載せておきます。

どれもこれも魅力的で美味しそうで、注文を決めるのにものすごい時間がかかりました。
まわりをキョロキョロしながら、お料理を偵察。笑

中華料理は、4~5人くらいのグループだとシェアしていろいろ食べれて良いですよね。
隣の席は、おそらく中国人の方たちだったのですが、親戚一同で円卓をグルっと囲って、魚やらお肉やら麺やらご飯やら、、ものすごい種類のお料理を注文していたので、「おぉ!さすがこれが本家の醍醐味!」と思いながら感心していました。

ちなみにランチタイムに訪問すると、2人以上で注文できる「ビジネスセットランチ」という、点心もついてメインも選べて、さらに四川飯店伝統の麻婆豆腐まで食べることができるお得なメニューもあるので、ご参考までに。

香る、旨い、しびれる、四川飯店のお料理

それではわたしたちが、悩みに悩んで注文したお料理たちを紹介していきます。
どれもあまりに食べたことのない味で、感想の言語化が極めて下手ですがお許しください。笑

フォアグラの茶碗蒸し 蟹の旨味スープ

まずは、スープメニューからこちらを注文しました。
写真ではあまり伝わりませんが、蟹のスープの下に茶碗蒸し部分が沈んでいるいわゆるコーヒーゼリースタイルです。笑

レンゲを使ってちょっと持ち上げてみましたが、こちらもあまり伝わりませんね。笑

肝心のお味ですが、「茶碗蒸し」という料理名では手に負えない濃厚感!濃いフォアグラの風味と、濃い蟹の香りが鼻を抜けます、、いや、もはや濃すぎて、鼻を抜けることなくとどまる感じ。うっま。
スターターとして注文しましたが、美味すぎてもはやメインディッシュ。一品目からやられました。
お皿を火で温めながら食べるので、じっくり味わっていても冷めることなく最後まで楽しむことができたのも良かったです。(焦げ付かないように注意!)
人生で一度は食べて欲しいお料理です。

四川飯店伝統のマーボードーフ

四川飯店に来たら、食べるしかない!伝統の麻婆豆腐がこちらです。
グツグツと煮立った状態でテーブルに運ばれてきます。店員さんも「器熱いから気を付けて。」と一言。
山椒の香りだけでなく、今まで体験したことのない香辛料の複雑な香りがぷんぷんします。

そして、いざ、実食!

「なにこれ~!初体験~!!!」

お肉が、肉味噌のように味付けされているのですが、もうお肉ではない新しい境地に達しています。それに、まわりの餡が絡んでそれはそれははもう、、あとはご想像にお任せします。というかぜひ一度食べてみてください。笑
tamappy夫とも、「一体どうやって味付けしてるんやろうね~。」「未知数やね~。」と、あーでもないこーでもない言いながら食べました。

この日は、白ご飯は注文しなかったのですが、次回訪問する際はご飯にかけるか、一緒にビールを飲みたいです!

海の幸入りにぎやかあんかけ焼きそば

担々麵と悩みに悩んで注文したのが、海鮮のあんかけ焼きそばです。
tamappy夫にも「意外なチョイス!」と言われましたが、この日はなんとなく海鮮が食べたくてこちらにしてみました。
ぷりぷりツヤツヤのお料理を、店員さんがいい感じに取り分けてくれます。

大ぶりの海鮮、ホタテ・エビ・イカ・白身魚がたっぷりと使われていて、少しちぢれ麵になっている麺には海鮮の旨味が溶け込んだ餡がよく絡んでとっても美味しかったです。

スペアリブの紹興酒風味

ひとつ前で「海鮮が食べたくて、、」なんて言っていましたが、お肉も捨てられず注文したのがこちらのスペアリブ。笑
メニューにはper personでのオーダー料金が記載されており、こちらは一人前になります。
旨味の強いお料理たちで、すでに結構お腹が満たされていたので、夫とふたりでこのくらいの量がちょうどよかったです。

店員さんにそれぞれのお皿に切り分けてもらい、いただきます。
写真だと、ソースが赤いので「辛いのかな?」と思われるかもしれませんが、辛みはあまりなく、酢豚のソースの酸味を控えたような感じに、旨味を100倍ふりかけたようなイメージです。
わたしの説明ではうまく伝わらないと思いますが、、とにかく美味しいということです。笑
じっくりと長時間茹でられて余分な脂分が抜けて美味しいところだけが残ったお肉に、甘辛いソースがとっても良く合います。

油淋鶏や、回鍋肉などの王道料理を注文しても絶対美味しいだろうな~とも思ったのですが、他のお店ではなかなか食べることのできない一品で注文してよかったです!
あー、しあわせ!

アンニンドウフ(杏仁豆腐)

最後に、デザートの紹介です。
まろやかで上品な味わいの杏仁豆腐!甘ったるすぎず、豪勢な四川料理で満たされたお口でいただいてもしつこくなくぺろりと食べることができました。
フォアグラの茶碗蒸しに始まり、最後の杏仁豆腐まで、もう言わずもがな大満足でした。

駐在者・旅行者ともにおススメできる四川飯店

お店はオーチャード・ロード沿いにあるので、旅行者の方は昼間のショッピングの合間にランチに訪れるもよし。(もちろん、ディナータイムもおススメ!)
駐在者の方にとっては、サービスも良いため接待や出張者アテンドにも使えるお店だと思います。
ひとつ言うならば、大人数で利用する場合は、ポーションが小さめで少し取り分けしづらいな~と思うかもしれません。(ただ単に、わたしが食い意地を張っているだけな気もしますが。笑)
なんとなく、4~6人利用がアテンドしやすいかな、という印象です。
ま、どのお料理もとっても美味しいので、同じお料理を複数注文すれば問題ないんですけど!笑

わたしたちが訪問した際には、日本人の社員旅行のグループのような方たちがいらっしゃいましたが、その方たちはディナータイム用のコース料理を注文されていました。
店員さんも、「コース料理もお得でおススメだよ~!」と言っていたので、そちらをうまく利用しても良いかもしれません。

シンガポールでは、中華料理の中でも「広東料理」のお店が多く(過去のブログで紹介した、飲茶の「李白 LiBai」や、ペーパーチキンの「ヒルマン」などは、広東料理です。)、今まで訪問する機会が多かったのですが、四川飯店の「四川料理」も絶対におススメできます!

この記事がどなたかの参考になれば幸いです。
ではでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

四川飯店 Shisen Hanten by Chen Kentaro

Address: Level 35, Orchard Wing, Mandarin Orchard Singapore, 333 Orchard Road, 238867
Open:
Monday to Friday
Lunch: 12:00pm – 3:00pm
(last order: 2.30pm)
Saturday, Sunday and Public Holidays
First Seating: 11:00am – 12:45pm
(last order: 12:30pm)
Second Seating: 1:00pm – 2:45pm
(last order: 2:30pm)
Dinner
Daily: 6:00pm – 10:00pm
(last order 9:45pm)
TEL: +65 6831 6262/ +65 6831 6266
四川飯店公式サイト(メニューあり)

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tamamiです。
29歳大阪出身で、現在シンガポール在住です。
happy lifeを目指して、シンガポールの生活美味しかったレストランや旅行のことを書いていきます。