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シンガポールでおしゃれ贅沢タイ料理を食べるならジム・トンプソン(Jim Thompson)

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デンプシーヒルで食べる雰囲気抜群のタイ料理 – ジム・トンプソン(Jim Thompson)

「ジム・トンプソン」と聞くと、有名なタイ・シルクのブランドを思い浮かべると方もいらっしゃるかと思いますが、今日紹介するのはその「ジム・トンプソン」ブランドのレストランです。
ジム・トンプソンのレストランは、主にバンコク中心に展開されていますが、唯一のタイ国外店舗が、ここシンガポールのデンプシーヒルにあります。
デンプシーヒルは、過去に紹介したフーバーズや、PS.Cafeがあるエリアで、もしよければ行き方などは過去の記事を参考にしていただければと思います。
この記事の下段にもGoogleマップを付けておきます。

ジム・トンプソンさんが作ったタイ・シルクのブランド

ジム・トンプソンのブランドは、アメリカの元軍人であるジム・トンプソンさんによって作られました。
彼は、戦争でバンコクに赴任していましたが、終戦後アメリカには帰国せずに、タイ・シルクの復興に没頭したそうです。彼の功績によって、現在タイ・シルク製品はタイの有力な産業の一つとなっており、その中でも特に彼の名前をとったジム・トンプソンブランドは、その高い品質と優れたデザインによって、タイ・シルクの最高級ブランドとして世界的に高い人気を誇っています。
ジム・トンプソンブランドのブティックは、バンコク市内をはじめとしたタイ国内だけでなく、日本やジム・トンプソンさんの母国であるアメリカ、イギリスなど世界各国に展開しているようですが、ジム・トンプソンレストランは、まだタイとシンガポールのみの店舗展開となっています。
日本にもレストランができれば、きっと流行るだろうな~と思います。

ジム・トンプソンのとびっきりのスペシャル空間

今日紹介する、デンプシーヒルにあるジム・トンプソンは、ひとつの建物がまるまる店舗として使用されていて、非常に開放感のある造りとなっています。
この建物は、シンガポールが旧英国の植民地であった時代に建てられた木造建築の兵舎を改装して作られています。
高い天井、照明のインテリア、壁の装飾など、お店のすべてがスペシャルな空間を演出しています。わたしは、日本から遊びに来た両親を連れて食事に訪れたことがありますが、日本ではあまり見ないお店の雰囲気に、とっても感激していたのが印象的です。
また、建物内の雰囲気ももちろん抜群なのですが、お店の周辺はたくさんの緑に囲まれていて、ジム・トンプソンの空間すべてからオリエンタルな雰囲気を感じることができるのも素敵だと思います。

高級、上質、美味しい、ジム・トンプソンのタイ料理

わたしは、「タイ料理」と聞くと、リーズナブルでかつタイの庶民的な家庭料理というか、、ガツンとナンプラーが効いていて、チャッチャッとバジルと炒めて、仕上げにパクチーをドーン!みたいな、イメージがあります。わたしは。笑
ジム・トンプソンのタイ料理は、そんな「タイ料理」のイメージをいい意味で大きく裏切ってくれます。
ホテルレストランのような「タイ料理」というのが、なんとなく近しいかな~と思います。
香辛料もしっかり効いているのですが、高級な上品さに包まれているのが、ジム・トンプソンのタイ料理です。
タイの家庭料理の味ももちろんとっても大好きなのですが、この高級タイ料理も抜群に美味しいんです。
もはや、同じタイ料理というジャンルではくくれない気がします。

では、わたしのつらつらコメントはこのくらいにして、肝心のジム・トンプソンのお料理たちの紹介いきまーす!笑

Som Tdam Thai Goong Sod

はい、こちら、みんな大好きソムタムです。
細く切ったパパイヤと大きくぷりぷりのエビに、ローストされたピーナッツがふんだんにかかっています。
このピーナッツの香ばしい香りがアクセントになっていてとっても美味しい。
ソムタムにかかっているピーナッツって結構細かく砕かれているものが多いと思うのですが、ジム・トンプソンのものは大きいピーナッツがそのままゴロゴロ入っていて、でもローストされているおかげで香りはしっかりとしていてとっても美味しかったです。
メニューには「Medium hot」マークがついていて、ピリ辛ではありますが辛すぎることなくちょうど良かったです。
添えてあるライムを、キュッと絞っていただきます。美味し~い!

Gaeng Phed Ped Yang

タイカレーのメニューから、まずはレッドカレーを注文。
こちらのレッドカレーなんですが、使われている食材がとっても珍しくて!鴨のお肉と、ブドウ、パイナップルなどのフルーツが入っていて、ジム・トンプソンオススメメニューのひとつでもあります。
甘口の唐辛子やハーブとフルーティーさのコラボ!
甘めの香辛料と、フルーツの酸味が合う~!見た目ほど辛くもないです!
タイカレー好きには絶対に食べて欲しい、ジム・トンプソンでしか食べられない一品です。
これ本当オススメ!(しつこい。笑)

Gaeng Khew-Wan Gai Rue Goong Rue Neau

タイカレーから二品目は、こちらのグリーンカレー。
メインの具材を、チキン・エビ・ビーフの中からひとつを選んで注文するスタイルで、今回はチキンをチョイス。
煮込まれた柔らかくてジューシーなチキンと、グリーンカレーに使われている青唐辛子やレモングラスの香りがたまりません。

は~い!
突然ですが!ここで、タイ料理うんちくです!
「グリーンカレー」は、実は、正確にはカレーではない!?というのをご存じですか?
メニュー名でもある、ゲーン・キャオ・ワーンは、タイ語で汁物・緑・甘いを意味していてます。
「香辛料を使用した汁物の料理」ということで、外国人向けにわかりやすくするために、便宜上「カレー」というワードが使われていますが、いわゆる「カレー料理」とは異なるそうですよ。
へ~。知らなかった!
グリーンカレー以外の、レッドカレー、イエローカレー、マッサマンなども、「タイカレー」という総称で呼ばれていますが、同じく「カレー」ではないそう。

と、まあいつも通り話が逸れましたが、ゲーン・キャオ・ワーン(覚えられない!笑)もとってもオススメです!

Tom Yam Goong

タイ料理!わたしの定番のトムヤムクン。
ブログの過去の記事を読んでいただいたことのある方はご存じかとは思いますが、どのタイ料理屋さんにいってもわたしが必ず注文する大好きなトムヤムクンを、今回も注文。

「トムヤムクンってこんな高級料理にもなるんだ、、すごい。」と思いました。
味の複雑さも、まろやかさも、絶品でした。
これぞ、一流高級料理店で食べるトムヤムクンと言っても良いと思います!

Phad Thai Goong Sod Rue Gai

パッタイも注文してみました。いろいろな料理を攻めてみたい気持ちもありながら、どうしても定番系をオーダーしてしまいます。笑
ジム・トンプソンのお料理で使われているエビが、どれも本当に大きくてぷりぷりなのが、写真でもわかってもらえるのではないかなと思います。

Phad Tom Yam Goong

シーフードメニューから、エビ料理をもう一品。
完全にエビに魅せられています。笑
メニュー名の通りトムヤムソース炒めなのですが、トムヤムクンよりも辛さ控えめなので辛いのが苦手な方はこちらを注文しても良いかもしれません。
旨味たっぷりの甘めのソースで、エビはもちろんフクロダケにもソースが絡んでいて、白ご飯が欲しくなる味でした。
グリーンカレーとトムヤムクンが少し辛めだったこともあり、途中で追加オーダーしたご飯がここでも役に立ちました!笑

MUN CHUEM

デザートには、こちらのメニューを注文しました。
これ、なんだかわかります?笑

メニュー名を見ても「なにがなにやら?」という感じで、、なかなかイメージがつかめず、説明書きを見ながら注文。
「Steamed tapioca topped with coconut milk」と記載があったので「タピオカとココナッツミルクのジュース的な感じかな~!」と、爽やかそうなメニューを注文したら、なんと、出てきたのがアツアツでホカホカのこちら。
あら、びっくり。笑

そうなんです、察しが良い方はもうお気づきかと思います。
「Steamed tapioca」とは、タピオカの元であるキャッサバ!なので、要は「蒸した芋」です!笑
お料理で結構お腹いっぱいになっているところに、蒸したお芋さんの登場には少し笑いましたが、美味しくいただきました。サツマイモをもっと甘くしてとろとろにした感じで、とっても美味しかったです。
まあ、はちきれそうなくらい満腹になったことは言うまでもありません。笑

ちなみに、メニュー表はこんな感じで、辛さ表記や英語の説明文はついているものの写真がないため、注文するのが少し難しいかもしれませんが、店員さんはとってもフレンドリーなので、相談しながら注文すればオーダー量なども問題ないと思います。

デートでも会食でもオススメなジム・トンプソン

ジム・トンプソンは、タイ料理が好きな人なら必ず満足できるレストランだと思います。
オリエンタルな店の雰囲気や、高級感もあり美味しいお料理はもちろんのこと、食事の間にタイの民族舞踊の踊り子さんが回ってきたりと、エンターテインメント性を感じられる一面もあります。
シンガポールのローカルフードではありませんが、同じ東南アジアの本格料理を楽しめるジム・トンプソンは、シンガポールに旅行でいらっしゃる方も、少し長く旅行期間を確保できる場合などには、訪問先のひとつの選択肢として取り入れていただいても良いかなと思います!

日曜日のランチタイム(12:00 〜 15:00)限定で、ビュッフェも開催されており、前回訪問時にビュッフェランチを利用しているグループもたくさんいらっしゃいました。
アラカルトメニューはひとつひとつのお料理の量が決して少なくはないので、少人数でいろいろな種類を食べてみたい方は、ビュッフェスタイルを利用しても良いかもしれません。
ちなみに、今回ご紹介したお料理たちは、2、3人で2度訪問したときのお料理をすべて掲載しています。よろしければ、オーダーの際に参考にしてみてください。
デートにも、家族、会食でも利用しやすいと思うので、まだ行ったことのない方はぜひ一度訪れてみてください。
ドリンクも、特にカクテルメニューが選べないくらいとっても豊富で!
アルコールOKな方は、いろいろチャレンジしてほしいと思います。

では、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

Jim Thompson

Address:
45 Minden Rd, Dempsey Hill, 248817
Open:
Lunch
12:00 – 15:00 (Last Order 14:15)
Dinner
18:00 – 00:00 (Last Order 22:15)
Sunday Dinner
18:00 – 23:00 (Last Order 21:15)
TEL: +65 6475 6088
Jim Thompson公式サイト(英語のみ)
サイト内にメニュー有。予約も可能です。

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tamamiです。
29歳大阪出身で、現在シンガポール在住です。
happy lifeを目指して、シンガポールの生活美味しかったレストランや旅行のことを書いていきます。