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パンジャブ・グリル – 高級インド料理店のカレーを食べる

投稿日:2019年6月8日 更新日:

パンジャブ・グリル先付

こんにちは、tamappy夫です。

シンガポールってやっぱり南国だよな、と思うところの一つに香辛料使った料理の多さがあります。特に、フィッシュヘッドカレーや、お肉がゴロッと乗ったレンダン、グリーンやレッドのタイカレー、など様々なカレーに出会うことができます。
辛いものが苦手な方には困りものですが、カレーが大好きな私にはとても良い国です。

最近、パンジャブ・グリル(Punjab Grill)という私の生涯で最も上質なインド料理店でとっても美味しいカレーを食べましたので、そちらのお店をご紹介します。お店の特徴は、

  • マリーナベイサンズのショッピングモールにあって観光の時に行けちゃう
  • ゆったりした店内でゆっくり話ができる
  • スパイスを使った他では食べられない料理が食べられる
  • 今まで食べたことないってくらい美味しいカレーに出会える

です。お値段とっても張りますが、私はここのカレーは自分が食べてきたカレーの中で3本の指に入る美味しさだと思っています。tamappyとも行きましたが、夫婦そろって、今まで食べたことないね、という感想を持ち大満足でした。
奮発しようという時、フレンチやイタリアン、高級中華もいいですが、日本では楽しめない、極上のスパイス体験というのもとってもオススメです。ちなみに、こちらのオーナーは「インド料理界の皇帝」と呼ばれているとのこと、その呼び方からしてすごそうですよね。

観光客でにぎわうザ・ショップス・アット・マリーナベイサンズ

今回紹介するレストラン、パンジャブ・グリルがあるのは、言わずと知れたマリーナベイサンズホテルに隣接したショッピングモール、ザ・ショップス・アット・マリーナベイサンズです。
ザ・ショップス・アット・マリーナベイサンズは、Down Town Line(青ライン)とCircle Line(黄ライン)が乗り入れするMRT Bayfront(ベイフロント)駅から直結、出口CまたはDから徒歩約1分ほどのところにあります。

ショッピングモールに入るとエスカレーターがありますので、お目当てのお店がある地下一階に行かれてください。
ベネチアっぽい水路を横目にまっすぐ進んでいただくと、目の前に滝が現れT字路になるので、左に曲がり、あとはひたすら直進すると突き当りにレストランがあります。

お店に入るとこんな感じです。一緒に行った人が映ってますね。少し照明も暗く、大人な雰囲気ですよね。

店内

こんなお店に来るとき、きっと日本なら、さすがにジャケットの一つでも羽織るでしょうに、今日も私は半袖半ズボン。。ま、これもシンガポールでは普通のこと。笑
ちなみに、ディナーは18:30からオープンしていて、私は予約して行きましたが、帰る時まで満席ではなかったので、少人数なら予約しなくても大丈夫なのかな?とも思います。

スパイス香るパンジャブ・グリルのアラカルトメニューの数々

では、早速各メニューをご紹介します。今回、雰囲気に負けてメニューの写真を撮影するのを忘れてしまいました。料理がどのメニューかも、後で英語版サイトのメニューページ(末尾にURLあり)を見返しながら書いています。どうかお許しください。
好きすぎてこちらに来てから2度行く機会がありました。そこで食べたメニューをご紹介します。

ジャルジーラ(Jaljeera)

アペリティフ

食前の飲み物(アペリティフ)の中から選びました。この2色の並びがとってもきれいですよね。これが最初に出てきたときに、一緒に行った4人皆で驚きました。
店員さんが、辛いのと辛くないのとあります、と教えてくれたので、辛そうなオレンジ色のを避けて緑の方のグラスを口に運ぶと、こっちの方が辛い!とまたも驚きました。笑
緑の唐辛子って辛いですよね、それでした。辛さで胃が動き始めて確かに食前の飲み物としては最適なのでしょう。もちろん辛いだけでなく、レモンベースだと思うのですが柑橘系の果汁が入っており、爽やかな口当たりです。
大人数で行ったときに1品目で楽しんでみるのにはオススメです。

パプリ・チャート(Papdi Chaat)

コールスロー

前菜からはこれを選びました。ヨーグルトで和えた、インド版コールスローとでも言いましょうか。甘みと酸味があって、辛い料理や油が多めの料理の合間に食べると、とっても安心しました。
揚げたビーンスプラウト(直訳すると豆もやし)や、豆、ザクロが入っていましたが、食感がそれぞれ違い楽しく、食べ進めるほどに辛さはなくても華やぐスパイスの香りを感じられ、これだけでもパクパク食べちゃえました。
後程紹介するような辛みのあるカレーを注文されるのであれば、相性最高なので、ぜひ合わせて召し上がってみてはいかがでしょうか。

チキンティッカ・ケサディーヤ(Chicken Tikka Quessadilla)

チキンティッカ

チキンティッカってタンドリーチキンみたいなやつだよね、とあまり詳細を見ないで注文したら全然違う!笑
トルティーヤでチキンを挟んで焼いた一品でした。チーズも中に入っていて、予想とは全く違う味でしたが、とっても美味しかったです。
イタリアンやメキシカンでも出てきそうな一品で、それでもやっぱりスパイス(特にターメリックの風味)が感じられました。辛さはほぼありませんでした。先ほどのジャルジーラで舌がすでにマヒしていたからかもしれませんが。笑
談笑しながら食べる、カレーまで待つ間にはぴったりな一品でした。

チャンプ・タージダール(Champ Taajdar)

ラムチョップ

上のチキンティッカ・ケサディーヤを食べた時とはまた違う機会にお肉料理で食べたのが、ラムチョップをスパイスにまとわせてグリルしたこの一品です。
頬張って分かったのですが、まわりのスパイスの層が結構厚く、クミンとペッパーの香りが噛むごとに口から鼻に通り抜けます。
もちろんラムのくさみなどは一切なし。スパイスに包まれている分肉汁も内側に残っていて食べ応え十分でした。
ラムが好きな方は、ご注文されてきっと後悔しない一品です。

カッダイ・ジンガ(Kadhai Jheenga)

カレー

紹介したかったエビカレーはこれです!この左側!と言って、ここまで引っ張っておいて、画像が弱くてごめんなさい。笑
サービスが行き届いており店員さんがそれぞれに分けてくれるため、取り分けられたカレーの画像だけをお届けします。全員に取り分けてもらってなお、もう一度同じくらい全員に取り分けられるくらいの量が来ました。
このカレーはトマトベースなのですが、口に含むとまずエビの旨みとトマトの甘みが広がります。辛さは後引く辛さで、食べ進めるごとにチリの辛さが体を温めていくのを実感します。
このカレーは、メニューにも書いてありますが、カルダモンの香りが特に際立って良い一品です。カルダモンがとっても爽やかな香りなので、ソースもしっかりした味なのですが、食べ飽きません。
エビが全員分で5尾ほどごろっと入っていたでしょうか。そのエビがまた美味しいんです。食べた瞬間に跳ね返ってくるような弾力で、エビの甘さがまたカレーを食べたくさせます。
このエビカレー、4人で一つ頼みましたが、実に48SGDします。カレー1皿で4,000円てちょっと想像できないですよね。でも食べることができてよかったと思える一品で、行った2回とも頼んでしまいました。どちらの時の同行者も、味の深みに驚いていました。コストパフォーマンスではわかりませんが、パフォーマンスは高い一品です。

(2019年6月22日追記:先週ランチをしにお店を訪問した際、店員さんから「メニュー一新してカッダイ・ジンガ今ないんだよね」と衝撃の一言を言われました。復活を熱望しておきましたが、行かれる際にはご注意ください。なお、下のチキンティッカ・マサラはありましたし、他のソースのエビカレーはありその時に注文しましたが、ココナッツテイストで美味しかったです。)

チキンティッカ・マサラ(Chicken Tikka Masala)

店員さんが、上のエビカレーを頼んでチキンカレーも食べたいなら、ソースが違うしオススメだよ!と教えてくれたので注文しました。先ほどの写真の右側がチキンカレーなのですが、これまたエビカレーよりも辛さが増して美味しいんですね。
チキンカレーって今まで人生で何食食べたんだろうと思いますが、そのどれにも似ていない風味でした。きっと、舌が想像できないくらいにたくさんのスパイスが入っていて、美味しさの理由がもはや頭では分からないんですよね。
表現力乏しく申し訳ないですが、美味しいです。少し焙煎したような香りもするのはきっとスパイスを少し焦がしているのだと思います。
これもエビカレーくらい高いんです。いい値段するのですが、どなたかカレー好きな方がいらしたら、またこれも食べたいです。

ライチキテーリ(Litchi Ki Tehri)

デザート

食後のデザートに選んだのがこの一品です。
壺のような小さな器に、甘く味付けされたミルクが入っており、上にのっているナッツたちと一緒に食べると、それまでの食事の後引く辛さも抜けていきます

ドリンクや、メニュー外でのサービスも楽しみの一つ

アラカルトメニュー紹介しましたが、その他に一番最初にはアミューズが出されます。一番最初に載っているプチコロッケの写真もその一つですし、下のカリフラワーのフリットは2回目に行った時のアミューズでした。

先付

何が出てくるかわからない楽しさがあり、盛り付けもきれいなので、テンション上がりますよね。

また、食事を待つ間には、パパドと呼ばれるチップスも出されます。

パパド

話をしながらつまむのにとっても良いのですが、一緒に3種類のチャツネ(ソース)を出してくれます。

ジャム

左がアンズ(?)のジャム、真ん中がヨーグルトソース(少し塩味あり)、右がグリーンチリをまぜたソースです。個人的には、フルーティーな味を合間に楽しめるアンズのジャムがよかったです。

飲み物の種類も豊富で、アルコールもビール、ウイスキー、ワイン、カクテルなどたくさんありました。私たちのグループはノンアルコールが良い方が多かったのですが、ムスリムの方も多いのか、モクテル(ノンアルコールのカクテル)も多く、ノンアルコールだけでもバリエーションの豊かさを感じました。
今回はカクテル・モクテルの写真を載せておきます。どれもきれいですね。

モクテル

モクテル

モクテル

また、デザートも終わると最後に店員さんが2つのものを持ってきてくれます。
1つは、下の写真の水をかけるとウェットタオルになるもの。驚いて!とばかりに、自慢げに水をかけるインド系のウェイターさんを前に、Wowと言ったら、満面の笑みを返してくれました。笑
カレーを食べるとどうしても口元・手元に油がついてしまうので、食後に渡されるのはありがたいですよね。

おしぼり

もう1つは、食後に飲むと辛さがおさまり、消化にもいいんだよ、と言って全員に小さなグラスに入れたドリンクを渡してくれます。
ココナッツも入ったミルクなのか、少し野菜の香りもしましたが、甘く飲みやすく、確かにお腹いっぱいでもスッと入っていきました。

食後

パンジャブグリルは雰囲気、食事いずれも高級店に違わぬものでした。
それだけに簡単には足を運べず、次いつ行けるか分かりませんが、それでもまた行きたいなと思っています。
飲み物込みで一人あたり予算120SGD(約9,600円)くらいでしょうか。コストパフォーマンスを考えるとためらってしまうかもしれませんが、今までにないスパイス体験ができるレストランです。ランチも営業しているようですし、土日のランチにはケバブ&ビリヤニの食べ放題もあるようです。ぜひ皆様も良ければ一度行かれてみてください。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

パンジャブ・グリル Punjab Grill

Address: B1-01A, The Shoppes at Marina Bay Sands South Podium, 2 Bayfront Ave, 018972
Open: 11時30分~15時00分, 18時30分~23時00分
TEL: +65 6688 7395
マリーナベイサンズ日本語公式ページでの紹介サイト
chope予約サイト(英語メニューあり)

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tamamiです。
29歳大阪出身で、現在シンガポール在住です。
happy lifeを目指して、シンガポールの生活美味しかったレストランや旅行のことを書いていきます。